手を出さないモラハラと、手を出すモラハラの違い

はじめに読んでほしい記事

モラハラについて調べていると、

「手を出さないモラハラ」と「手を出すモラハラ」という言葉を見かけることがあります。

そのとき、こんなふうに感じたことはないでしょうか。

「私のは、そこまでひどくない気がする」

「比べるほどのことじゃないかもしれない」

「どっちに当てはまるか分からない」

このページは、

どちらが重いか、どちらが軽いかを決めるためのものではありません。

また、判断や決断を急がせるためのものでもありません。

ただ、

手を出さないモラハラと、手を出すモラハラでは何が違うのか。

その違いを知ることで、

自分の中にある違和感を整理するための話です。

どちらも「しんどさ」は本物

最初に、はっきりさせておきたいことがあります。

手を出さないモラハラでも、

手を出すモラハラでも、

感じているしんどさは本物です。

「手を出されていないから大丈夫」

「怪我をしていないから軽い」

そうやって比べる必要はありません。

苦しさは、

誰かと比べて決まるものではないからです。

手を出さないモラハラの特徴

手を出さないモラハラは、

外から見えにくく、説明しづらい特徴があります。

・言葉や理屈で追い詰められる

・正論の形をしている

・「あなたのため」と言われる

・不機嫌や沈黙で空気を支配される

・話し合いをしても、なぜか楽にならない

このタイプでは、

怒鳴り声や暴力がないことも多く、

周囲からは「問題がなさそう」に見えることもあります。

そのため、

苦しんでいる本人が一番、自分を疑いやすくなります。

「私が敏感すぎるのかもしれない」

「考えすぎなのかな」

「うまく説明できない私が悪いのかも」

そうやって、

違和感よりも自責が先に立つようになります。

手を出すモラハラの特徴

一方で、手を出すモラハラには、

分かりやすい「変化」が起きます。

・押される

・物に当たられる

・威圧される

・一度だけの暴力と言われる

ここで大きく変わるのは、

関係の中に恐怖が入り込むことです。

それまで言い返せていたことができなくなる。

怒らせないことが最優先になる。

場の空気が、さらに張りつめる。

たとえ一度だけでも、

身体的な境界線が越えられた経験は、

関係の前提を変えます。

OKな解釈:学歴や知能の話ではない

ここで、よく誤解されやすい点があります。

手を出さないモラハラは

「頭がいい人に多い」

「理屈っぽい人が多い」

手を出すモラハラは

「感情的な人に多い」

そう感じられることはあります。

でも、これは学歴や知能の問題ではありません。

違いがあるとすれば、

それは 感情の表現の仕方 です。

・言葉や理屈で相手を追い込むタイプ

・感情が処理しきれず、行動として出てしまうタイプ

どちらも、

相手の境界線を尊重できていない、という点では同じです。

決定的な違いは「恐怖の入り方」

手を出さないモラハラでは、

混乱や自責が積み重なります。

「私がおかしいのかな」

「私が変わればいいのかな」

一方で、

手を出すモラハラでは、

恐怖が行動を縛るようになります。

「怒らせたらどうしよう」

「また起きたらどうしよう」

どちらもつらい。

ただ、心の守り方が変わるという違いがあります。

モラハラは、固定されたタイプではない

大切なのは、

これらがまったく別の人の話ではない、ということです。

手を出さないモラハラのまま、

ずっと止まるケースもあります。

でも、

関係の中で境界線が壊され続けると、

表現の仕方が変わっていくことがあります。

モラハラがエスカレートしていく流れ

① 最初は「言葉」と「空気」

最初は、

正論や指摘、不機嫌、沈黙といった形で現れます。

この段階では、

「話し合えばなんとかなる」

「私が気をつければ大丈夫」

そう思いながら関係が続きます。

② 我慢が前提になる

次第に、

一方が我慢することで関係が保たれる状態になります。

・怒らせないように気をつける

・説明を増やす

・自分の感情を後回しにする

この時点で、

力関係は少しずつ偏り始めています。

③ 感情の制御が崩れる瞬間

境界線が尊重されない状態が続くと、

感情の処理が追いつかなくなることがあります。

言葉での支配が効かなくなったとき、

押す、物に当たる、威圧するといった

身体的な行動が出ることがあります。

これは、

必ず起きるという話ではありません。

でも、起きる可能性がある変化です。

「私のはどっち?」と決めなくていい

ここまで読んで、

「じゃあ私のはどっちなんだろう」

そう考えてしまったかもしれません。

でも、今すぐ決めなくて大丈夫です。

大切なのは、

名前や分類ではありません。

見てほしいのは、安心が減っていないか

・以前より緊張していないか

・自分の感覚を信じにくくなっていないか

・我慢が当たり前になっていないか

もし、安心が減っているなら、

それは見過ごさなくていいサインです。

「まだ大丈夫」

「ここまでじゃない」

そう思ってしまう自分を、責めなくていい。

でも、違和感が増えているなら、

それは大切にしていい感覚です。

まとめ

手を出さないモラハラと、

手を出すモラハラには違いがあります。

でも、

それは別の世界の話ではありません。

違いを知ることは、

怖がるためではなく、

自分の感覚を整理するためにあります。

あなたが感じているしんどさは、

誰かと比べなくていい。

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モラハラかどうか分からないときに、確認してほしいこと | モラ晴らし屋

違いを知ったあとに、

自分の感じている違和感を整理したい人はこちらから読んでみてください。

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