境界線を引き始めると、
多くの人が同じ感情にぶつかります。
「冷たいことをしている気がする」
「やりすぎなのではないか」
「私の方が悪者になっていないだろうか」
頭では分かっている。
距離を取らないと苦しくなることも、
これ以上消耗できないことも。
それでも、
罪悪感が後から追いかけてくる。
この罪悪感は、
あなたが間違っているから生まれるものではありません。
境界線を引いた結果、
これまで背負っていた役割が外れ始めたサインです。
境界線を引くと、なぜ罪悪感が出てくるのか
モラハラの関係では、
知らないうちに役割が固定されています。
・相手の機嫌を取る役
・空気を整える役
・説明し続ける役
・関係を壊さないために我慢する役
この役割を長く続けていると、
それをやめた瞬間に違和感が出ます。
「やらなかった」ことに対する違和感。
「引き受けなかった」ことへの不安。
それが、罪悪感として現れます。
罪悪感は「悪いことをしたサイン」ではない
一般的に、罪悪感は
「何か悪いことをしたときに感じるもの」
だと思われがちです。
でも、モラハラ関係で出てくる罪悪感は違います。
それは、
今まで無理に引き受けてきたものを、引き受けなかったときの反応です。
・相手の感情
・相手の不機嫌
・相手の問題
それらを引き受けない選択をしたことで、
心が不安定になる。
これは、
「冷たくなった」からではありません。
役割が外れたことで、
心が空白を感じている状態です。
境界線を引くと「関係がぎこちなくなる」理由
境界線を引くと、
関係は一時的にぎこちなくなります。
・会話が減る
・沈黙が増える
・空気が重く感じる
それを見て、
「やっぱり私が悪いのでは」と思ってしまう。
でも、ここで大切なのは、
関係がぎこちなくなった=間違いではないということです。
今まで成り立っていた関係は、
あなたの我慢や調整によって保たれていました。
その支えが外れたことで、
本来の歪みが表に出ただけです。
「優しさ」と「自己犠牲」を取り違えない
罪悪感が強い人ほど、
とても優しい人が多い。
相手を思いやり、
関係を大切にし、
壊したくないと思ってきた人です。
でも、ここで立ち止まって考えてみてください。
・相手の感情を引き受け続けること
・自分の限界を無視すること
・苦しくても黙ること
それは、本当に優しさでしょうか。
境界線を引くことは、
相手を傷つける行為ではありません。
自分を守るために必要な線引きです。
罪悪感が強くなるタイミング
罪悪感は、特定の場面で強くなります。
・相手が不機嫌になったとき
・急に優しくされたとき
・「冷たい」と言われたとき
・関係が以前より静かになったとき
これらはすべて、
境界線が機能し始めたときに起きやすい反応です。
罪悪感が出てきたからといって、
引き返す必要はありません。
むしろ、
今までと違う位置に立ち始めた証拠です。
罪悪感に飲み込まれそうなときの考え方
罪悪感が出てきたときは、
次の問いを自分に向けてみてください。
「これは、相手を罰する行動か」
「それとも、自分を守る行動か」
もし後者なら、
それは境界線です。
不器用でも、
揺れていても、
その方向は間違っていません。
罪悪感が消えるのを待たなくていい
大切なことを伝えます。
罪悪感は、
すぐに消えるとは限りません。
むしろ、
境界線を引き続ける中で、
波のように何度も出てきます。
でも、
罪悪感があるからといって、
やり直す必要はありません。
罪悪感を感じながらでも、境界線は引いていい。
それでいいのです。
最後に
境界線を引いたあとに出てくる罪悪感は、
あなたが冷たくなった証拠ではありません。
それは、
これまで引き受けすぎていた役割から
一歩離れ始めたサインです。
自分を守る選択は、
いつも静かで、
誰にも褒められないことが多い。
それでも、
あなたが消耗し続けるより、
ずっと健全です。
今、罪悪感を感じているなら、
それはあなたが前に進んでいる証拠。
今日は、
それを知っているだけで十分です。
境界線を引き続けていると、
「これで合っているのか分からなくなる瞬間」が必ず出てきます。
そんなときに確認してほしいポイントを、
次の記事で整理しています



コメント