モラハラ用語|フライングモンキーとは?|なぜ周囲まで味方になるのか

モラハラ用語

フライングモンキーとは?

フライングモンキーとは、モラハラ加害者の代わりに被害者を責めたり説得したりする第三者のことです。

英語では「Flying Monkeys」と書きます。

これは映画「オズの魔法使い」に登場する、悪い魔女の命令で動く空飛ぶサルたちが由来です。

モラハラの世界では、加害者本人ではなく、その周囲の人たちが加害者の代わりに動く状態を指します。

被害者からすると、とても混乱しやすい現象です。

なぜなら、本来は関係のない人まで加害者の味方をし始めるからです。

こんなことはありませんか?

夫と揉めた後、義母から連絡が来た。

友人から「あなたも悪いんじゃない?」と言われた。

親戚から「そんなにひどい人には見えない」と言われた。

共通の知人から「一度話し合ったら?」と言われた。

そんな経験はありませんか?

これらはフライングモンキーで見られる典型的なパターンです。

例え話で考えてみる

例えば学校でいじめがあったとします。

いじめている本人は表では優等生です。

先生の前ではニコニコしています。

そして先に友達へこう話します。

「あの子が最近おかしくて困ってる」

「私は心配してるだけなのに」

すると周囲は事情を知らないまま信じてしまいます。

そして被害者が助けを求めた時には、すでに周囲の印象が作られているのです。

結果として、本来の被害者が悪者扱いされることがあります。

これがフライングモンキーの怖さです。

なぜ周囲は信じてしまうの?

フライングモンキーになる人が、必ずしも悪意を持っているとは限りません。

むしろ善意で動いていることもあります。

加害者は自分に都合の良い話だけを伝えることがあります。

第三者は片方の話しか聞いていないため、加害者が被害者に見えてしまうのです。

また、モラハラ加害者は外面が良いことも少なくありません。

家の中と外で全く違う顔を持つ人もいます。

そのため周囲は「そんな人には見えない」と感じやすいのです。

なぜか私が悪者になる

フライングモンキーが起きると、被害者は孤立感を覚えます。

本当は傷ついているのに責められる。

助けを求めたのに理解されない。

気づけば自分が悪者になっている。

そんな状況に追い込まれることがあります。

すると被害者はさらに自信を失います。

「やっぱり私が悪いのかな」

そう思い始める人も少なくありません。

しかし、それはモラハラでよく起きる構造の一つです。

ガスライティングとの関係

フライングモンキーはガスライティングと一緒に起きることがあります。

加害者本人だけでなく周囲まで同じことを言い始めるため、被害者はますます自分を疑うようになります。

詳しくはこちらの記事も参考にしてください。

モラハラ用語|ガスライティングとは?|なぜ「私がおかしいのかな」と思わされるのか

どう対処したらいい?

まず大切なのは、全員に理解してもらおうとしないことです。

加害者側の話だけを信じている人を説得するのは簡単ではありません。

無理に分かってもらおうとすると、さらに傷つくこともあります。

大切なのは、自分の状況を理解してくれる人を見つけることです。

信頼できる友人。

専門家。

相談窓口。

そういった安全な場所を持つことが重要です。

まとめ

フライングモンキーとは、モラハラ加害者に影響された第三者が被害者を責めたり説得したりすることです。

被害者からすると「なぜか私が悪者になる」という状況が起きやすくなります。

しかし、それはあなたがおかしいからではありません。

モラハラの中でよく見られる構造の一つです。

もし今、周囲から理解されず苦しんでいるなら、まずは自分の感覚を大切にしてください。

あなたの違和感は、決して間違いではありません。


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