モラハラ用語|バウンダリー(境界線)とは?|自分を守るために必要な線

モラハラ用語

バウンダリー(境界線)とは?

バウンダリー(Boundary)とは、自分を守るために引く「境界線」のことです。

モラハラについて調べていると、一度は目にする言葉かもしれません。

しかし、「相手を拒絶すること?」「冷たくすること?」と誤解されることも少なくありません。

実はバウンダリーとは、相手を傷つけるためのものではなく、自分を守るためのものです。

境界線はフェンスのようなもの

バウンダリーを分かりやすく例えると、家の周りのフェンスです。

フェンスは隣の家を攻撃するためにあるわけではありません。

「ここから先は私の敷地です」と示すためにあります。

境界線も同じです。

相手を支配するためではなく、自分の心や時間、尊厳を守るために引くものなのです。

モラハラ関係で境界線がなくなるとどうなる?

モラハラ関係では、少しずつ境界線が曖昧になっていくことがあります。

嫌だと言ったのに続けられる。

断ったのに押し切られる。

説明しても理解されず、さらに説明を求められる。

気づけば相手のペースに巻き込まれている。

そんな状態が続くと、自分が何を嫌だと思っていたのかさえ分からなくなってしまいます。

バウンダリーは相手を変える技術ではない

ここはとても大切なポイントです。

バウンダリーは、相手を変えるためのテクニックではありません。

「こう言えば相手が反省する」

「こうしたら優しくなる」

そういうものではありません。

バウンダリーとは、自分がどう行動するかを決めることです。

相手をコントロールするのではなく、自分を守るための選択です。

相手の作戦に乗らない

私はバウンダリーを、「相手の作戦に乗らないこと」だと思っています。

モラハラでは、相手を怒らせたり、説明させたり、罪悪感を持たせたりして、自分の土俵へ引き込もうとすることがあります。

そこで毎回応戦してしまうと、相手の作ったゲームに参加することになります。

でも境界線とは、そのゲームに参加しないことです。

「あ、この流れ知ってる」

「またこのパターンか」

そう気づいたら、一歩下がる。

それも立派なバウンダリーです。

具体例で考えてみる

例えば、夜中に突然話し合いを始められる。

以前なら眠くても付き合っていたかもしれません。

でも境界線を引くなら、

「私は寝ます。また明日にします」

と伝えることができます。

これは冷たいのではありません。

自分を守る行動です。


例えば、何時間も同じ話を繰り返される。

以前なら理解してもらおうと説明を続けていたかもしれません。

でも境界線を引くなら、

「私の考えは伝えました」

で終わってもいいのです。


例えば、

「まかせる」

と言われたのに、後から責められる。

そんな時も、延々と自分を弁護する必要はありません。

収入と支出の事実を伝える。

それ以上は相手の感情の問題です。

境界線を引くと嫌われる?

境界線を引き始めると、相手が不機嫌になることがあります。

「冷たい」

「変わった」

「付き合いが悪い」

そんなことを言われるかもしれません。

でも、それまで自由に踏み込めていた人からすると、フェンスができたように感じるだけなのです。

あなたが悪くなったわけではありません。

ようやく自分を守り始めただけです。

まとめ

バウンダリー(境界線)とは、自分を守るために引く線です。

相手を変えるためのものではありません。

相手を支配するためのものでもありません。

相手の作ったゲームに参加しないこと。

自分の心や時間を守ること。

それがバウンダリーです。

もし今、自分ばかりが疲れているなら、一度立ち止まって考えてみてください。

その線、こえんとこ。

それはわがままではなく、自分を大切にするための選択です。


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