JADE(ジェイド)とは?
「これってモラハラなんかな?」
そう思っていたやり取りにも、名前があります。
JADE(ジェイド)とは、Justify(正当化)・Argue(反論)・Defend(自己弁護)・Explain(説明)の頭文字を取った言葉です。
モラハラでは、「ちゃんと説明すれば分かってくれる」と思って話せば話すほど、その説明が相手の攻撃材料になってしまうことがあります。
JADEは、「説明することが悪い」という意味ではありません。
説明しても話し合いにならない相手には、説明するほど苦しくなることがある。
そのことを表した考え方です。
説明すれば分かってくれると思っていませんか?
多くの人は、誤解があれば説明しようとします。
理由を伝えれば理解してもらえる。
誤解を解けば仲直りできる。
それは健全な人間関係なら、とても大切なことです。
しかし、モラハラでは、その説明が逆効果になることがあります。
説明した内容を利用され、新しい責め方が始まるからです。
モラハラでよくあるJADEの例
例えば、帰宅が少し遅くなったとします。
あなたは正直に説明します。
「仕事が長引いて遅くなった。」
すると、
- 「何時まで仕事?」
- 「誰とおったん?」
- 「なんで連絡できへんかった?」
- 「証拠ある?」
説明は終わるどころか、新しい質問が始まります。
別の日には、
「この前は仕事って言ってたやん。」
と、あなた自身の説明が武器として使われることもあります。
説明したことで安心するどころか、苦しくなる。
それがJADEです。
説明は「理解」のためではなく、「攻撃材料」になることがある
モラハラでは、説明を聞く目的が理解ではないことがあります。
目的は、相手を追い詰めるための材料集めです。
だから、どれだけ丁寧に説明しても終わりません。
説明すればするほど、
- 矛盾探し
- 言葉尻を取る
- 揚げ足を取る
- 過去の発言を持ち出す
そんなことが繰り返されます。
あなたは「理解してもらうため」に話しています。
でも相手は、「攻撃するため」に聞いているのかもしれません。
そこに気付かない限り、話し合いは終わりません。
だから疲れてしまう
何度説明しても伝わらない。
また説明。
また反論。
また自己弁護。
また質問。
気付けば、本題はどこかへ消えています。
そして最後には、
「もう説明する気力もない……。」
そう感じてしまう人も少なくありません。
JADEをすると、なぜ終わらないのか?
JADEが終わらない理由は、とてもシンプルです。
相手は「理解するため」に聞いているのではなく、「続けるため」に聞いている場合があるからです。
あなたが説明をすれば、新しい質問。
反論すれば、さらに反論。
自己弁護すれば、「言い訳ばかり」と言われる。
こうして話し合いは終わらず、あなたは疲れ切ってしまいます。
JADEとシーライオニングの違い
モラハラ用語|シーライオニングとは?|質問で相手を追い詰める心理では、質問を繰り返して相手を疲弊させます。
JADEは、その質問に対して説明し続けてしまう状態です。
つまり、シーライオニングが「攻撃」なら、JADEは「巻き込まれ方」とも言えます。
JADEとジャスティフィケーションの違い
モラハラ用語|ジャスティフィケーションとは?|「だから仕方なかった」で終わらせる心理は、自分の問題行動を正当化する心理操作です。
一方JADEは、被害を受けた側が説明や反論を繰り返してしまう状態を指します。
加害者の心理ではなく、被害者が陥りやすいパターンを知るための言葉です。
どう対応すればいい?
JADEを知ると、「全部説明しなければ」という思い込みから少し離れられます。
もちろん、健全な相手には説明することは大切です。
しかし、説明するたびに攻撃される相手なら、説明を増やすことが解決にならない場合があります。
必要以上に正当化せず、反論せず、自己弁護せず、説明しすぎない。
それも、自分を守る方法の一つです。
まとめ
JADE(ジェイド)とは、Justify(正当化)・Argue(反論)・Defend(自己弁護)・Explain(説明)の頭文字を取った言葉です。
モラハラでは、説明するほど相手の攻撃材料が増えてしまうことがあります。
だからこそ、すべてを説明しようと頑張り続ける必要はありません。
あなたの説明は、理解されるためではなく、利用されているだけかもしれません。
もし何度説明しても終わらないなら、一度立ち止まって考えてみてください。
その相手は、本当に理解するために聞いていますか?
それとも、次の攻撃材料を探しているだけでしょうか。



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